塾選びのお話( 個別指導塾VS集団指導塾)

 

まとめ 最近個別塾の方が選ばれている理由

さて、長々となりましたが、まとめになります。

個別指導・集団指導を比較していきましたが、最近では「個別塾指導」を選ぶ生徒が多い傾向にあり、また個別塾の数も増えています。そういったところをもう少し詳しく見ていきましょう。

 

 

 

 

まず、学校の授業についていけない生徒というのは、「学校の板書型の授業」において、黒板の内容をノートに取ることに必死なため、内容を理解出来きていません。そういった生徒が、集団型の塾に行っても全く同じ状況に陥り、「塾にノートを写しに行っているだけ」ということになってしまいます。

 

 

また、「問題が解ける」「解けるようになる」というのは実際に自分で問題に取り組まなければなりません。集団指導において、授業中は  板書の時間>問題演習 で、基本的には説明中心になります。それでは、肝心の問題演習はどこでするか?少しは授業でもするでしょうが、大半は大量に出される宿題でこなします。

 

 

 

「授業で教えたから、ここまでやっておけよ!」 ということです。

それに加えて、授業で習っていない問題(応用問題)まで宿題に出されます。家に帰って宿題をやっても、結局わからないままという事態に陥るわけですね。

 

 

 

一方、個別指導塾では、先生が横について一緒に問題を解いてくれます。問題の説明や公式の説明、板書よりも、「とにかく一緒に解いてみよう」という時間が比較的多く取られています。一緒に問題を解きながら躓いたところで、その都度教えてもらえるパターンですね。これだと、「塾で勉強して、今日はいろいろ教えてもらって分かった!」というふうに生徒が実感できます。

 

 

こういった指導を行うことで、「ベテランの先生の集団授業」よりも「アルバイトの先生の個別指導」の方が分かりやすい と実感する生徒が多くなります。 

 

 

 

また、最近「個別指導塾」の数が増えてきてるのは、 「自分の都合のいい時間で塾に通いたい」という生徒たちの需要とうまくマッチングしたからだと思います。集団指導塾はその性質上、塾側が時間割を決めてしまうので、「習い事や部活動よりも何よりも塾優先!」といった生徒や「学区内トップをどうしても目指したい」といった生徒にしか需要が無いような感じがします。

 

 

 

 

まだまだ、書きたいことはあるのですが、今回は紙面の都合上割愛させていただきます。

 

基本的にはどこの塾も「体験授業」というのをやってるはずなので、一度体験してみるのが一番だとは思います。ほとんどの場合は、塾の形態や指導方針よりも、その教室毎の先生個人の影響の方が大きく影響します。合格実績がいいから!大手だから!という理由だけで、何も考えずにとりあえず大手の集団指導塾に通うのだけはおすすめしません!

 

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