英語学習について….

<大阪市住之江区にある個人塾  個別指導スタディスペース>

 

こんにちは(*’ω’*) 個別指導スタディスペースです。

とうとう4月到来!新学期まで1週間程度となりました👍

 

塾生達は、「春季講習期間」で全学年の復習や次学年の先取り授業で忙しくしています。

今は少し余裕をもって学習できますが、新学期が始まってしまうと、そうもいかなくなります。今回は「英語学習」について少しお話しさせて頂きます(*’ω’*)

 

 

<一度つまづくと、苦手のままの英語>

 

塾で長年教えていますが、1年生で英語が苦手になってしまって「ほぼ手遅れ」の状態で塾に来る生徒が後を絶ちません。これは経験上言えることなのですが、「1年生」で英語が苦手になってしまうと、ほとんどの場合中学2・3年生になっても苦手のまま、成績アップが難しくなります。

数学や他の教科ではあまり起こらない現象なのですが、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

 

 

英語だけでなく数学においても「積み重ねの教科で、1年生の内容ができなければ、2年生・3年生でもできなくなる」.. とよく言われています。

しかしながら、数学の方が「単元」が分かれていて、「全学年でのやり残し」や「わからないまま放置していたこと」が次の単元に影響しないということが多い傾向にあります。

 

 

例えば、1年生最後で学習する「図形の計算問題」「度数分布表」が分からなくて点数が低かったとしても、2年生で学習する「連立方程式」や「1次関数」「三角形の合同」には全く影響がありません。この場合、1年生の学年末の点数が劇的に低くても(30点など)2年生の1学期で70点や80点を取ることはさほど難しくありません。

それでは、なぜ英語は「一度わからなくなってしまうとダメ」ってしまうのでしょうか?

 

 

<理由その① 1年生の内容がそのまま2年生につながる>

 

1年生で学習する英語の基礎知識をかなりおおざっぱにまとめると、次のような形になります。

・Be動詞の文章( is am are を使った文章)
・一般動詞を使った文章(have play などを使った文章)
・現在進行形(~しているの文章)
・代名詞(He,him,she,her,they,themなど)
・疑問詞(what何/who誰 などを使った文章)

 

そして2年生の1学期 初めにならう内容が以下になります。

・一般動詞の過去形(had played などを使った文章)
・be動詞の文章の過去形(was wereを使った文章)
・過去進行形(~していたの文章)
(上記の文章には [代名詞][疑問詞]が複雑に絡みます)

 

 

お分かりいただけたでしょうか?1年生の内容をそのまま過去形にした内容を2年生の1学期に学習します。

過去形の文章の授業はすべて1年生で学習する「現在形」で使用したルール・単語を基礎にして進みます。

 

 

1年生で英語苦手になってしまった生徒は、わからない内容に更にわからないことを上書きれます。そして、余計にルールがごちゃ混ぜになってより苦手になっていきます。Be動詞と一般動詞と現在進行形のルールがごちゃ混ぜになっている生徒に、「過去形」を教えるとどうなるかは容易に想像がつくと思います。

 

 

<理由その② 語彙力 積み残しの単語>

 

次に、英語が苦手な生徒に共通することですが、「圧倒的に英単語が書けない・読めない・意味も分からない」ということです。そういった生徒はすでに「ローマ字」の時点で怪しいのですが、単語がなかなか覚えられません。

以下のような「1年で学習し、その後2年・3年で学習する例文にもよく出てくる単語」の意味が分からないため、学校や塾で学習する内容のほぼ全部が分からなくなります。

 

 

・in the room (部屋で)  ・at the station (駅で) ・with my friend (友達と一緒に)  ・by bike (自転車で)

・get to ~(~へ着く)  ・look at ~(~を見る) ・write a letter (手紙を書く) .・have a good time (楽しい時間を過ごす)

 

 

先日、「1年生で学習し、その後2年生・3年生で学習する文章によく出てくる重要単語」を調べてみました。(基礎中の基礎の単語です) なんと 300語程度 ありました。ぱっと目につくものだけを集めたので、実際にはもう少しあると思います。1年間で学習する量としては、やはり厳しい量だと思います。これが、英語が苦手な生徒が後になって挽回できない理由の一つです。

 

2年生の途中(夏)あたりで「英語が全然できない」と言って入塾した生徒に 1年の復習として単語テストを始めたとしましょう。 毎週10個宿題に出したとして、300個覚え終わるのはいつになるでしょうか? 単純計算で8カ月ほどかかります。  さらに言えば、300個目の単語を覚えたころには、初めの単語は忘れてしまっていることでしょう。

 

 

<まとめ 英語が苦手にならないために>

 

近年では、小学生から学校の授業で英語学習が始まっていますが、塾講師として新中学1年生の英語力が向上しているようには全く実感できていません。というのも、小学校の授業では英単語を書いたり覚えたりということはあまりしないようです。

現状、中学に入って英語の授業に無理なくついていけている生徒というのは、小学生の時に塾や家庭学習で英語を学習している人か、中1になると同時に塾に通っている生徒がほとんどだと思います。

 

幣塾では、この膨大な基礎単語を無理なく、しっかり定着させるために少なくとも小6の夏あたりからの英語学習を強く推奨しています。

 

英語は1年生でつまづけば、2年生・3年生までずっと苦手から脱出することが難しくなりますが、逆に言えば1年生さえしっかり理解できていれば、2年生・3年生でそれほど苦手にならない科目です。

現状では小学校の英語授業に頼らず、「中学で実際に使える英語」を塾や自宅学習で少しでも早く学習することが大事です。

 

 

<追加 補足>

幣塾では、上記の「絶対に覚えなければならない基礎英単語300個」をいっきに覚えてもらう「単語特訓会」を計画中です。おそらくゴールデンウイーク(10連休)のどこかで実施するかと思いますが、費用は無料です。

 

中学1年生は、1年間に習う単語を一足はやく覚えて英語を得意科目にしてしまいましょう。

中学2年・3年生は積み残しの英単語を半年かけてだらだら覚えるのではなく、2~3日でほぼ完ぺきにしてしまいましょう!

 

 

 

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